AMH低値の治療

AMH検査とは卵巣内の卵子の数の目安となる検査です。

生まれたときには卵巣には卵子が100万個以上ありますが、閉経するまでの50年間で急速に数が減っていきます。
卵子は卵巣の中で卵胞という袋の中に存在し、未熟な原子卵胞から成熟卵胞に発育した後、排卵されます。

卵胞が発育途中の「前胞状卵胞」という状態になると、AMHが分泌されます。
AMHを測定すると前胞状卵胞の数が推定できるため、卵巣内の卵子の在庫量を知る指標となります。

AMHは年齢と関係なく、値が高いか低いかで判断します。
目安としてはAMH値が2.0 ng/mlより低い方は卵子が少なめと考えてよいかと思います。

AMH検査低値の基準

AMH 2.0 ng/ml 未満

一般不妊治療

「AMHが低い=不妊症」というわけではありません。
通常は一般不妊治療から始めますが、結果が出ない場合は体外受精を検討します。

ただし、低AMHの方が体外受精を行う場合、採卵個数が少なくなる傾向があります。

結果として、採卵を何度も繰り返す必要が生じ、治療が長期戦になる可能性があります。そのため、一般不妊治療を長く続けすぎないことが大切になります。

特に年齢が35歳以上で低AMHの場合は、できるだけ早めに本格的な治療を開始した方が良いでしょう。

未婚で、近い将来に妊娠出産の予定がなく30代以上であれば「卵子凍結保存」を検討してもよいと思います。

AMHが低い方の体外受精

AMHの値が低い場合、平均採卵個数は少なくなります。

その為、採卵を繰り返すことが多くなり、体外受精でも妊娠しにくい原因となっています。

同じ患者さんでも毎月身体のコンディションは異なり、数多くの卵子が採卵できる月もあれば少ない月もあります。

コンディションの良い月に、その月に合わせた工夫することで、AMHが低くても複数の卵子を採卵できることもあります。

当院では、AMH値だけでなく、その他の検査や多くの情報をもとに採卵周期ごとに排卵誘発法や排卵誘発剤の種類や量、採卵するタイミングなどを月に合わせて調整していきます。

AMH低値の方の体外受精を成功させるためには、患者さん一人ひとりに合わせるだけでなく、月ごとの状態にも合わせたオーダーメイドの治療を行うことが大切です。

AMH低値の体外受精の特徴

平均採卵個数の比較

低AMHでは採卵の個数は減少します。
そのため個別化した専門的治療が大切となります。

妊娠までの採卵回数の比較

採卵個数が少ないため胚移植可能な良い受精卵を得るために繰り返し採卵を行うことが多くなります。

胚移植当たりの妊娠率

低AMHでも胚移植当たりの妊娠率には差がありません。
受精卵として発育しさえすればAMH値は受精卵の質と関係しないことになります。

AMH低値であるから不妊症というわけでありません。
必ず体外受精から開始しなければならないとは限りませんが、体外受精に備える必要はあります。

AMH低値の経験が豊富な不妊治療のクリニックで低AMHに対する専門的な治療を行うのが良いでしょう。

ワンパターンの治療ではなく、それぞれの患者さんに合わせた臨機応変な「完全オーダーメイド」の治療が大切になります。

不妊治療の詳細・ご予約は、
池袋えざきレディースクリニックへ

池袋えざき
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